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2015年9月14日
世田谷ミートカルボがサークルKサンクスの定番商品(関東地区限定)として売り出されました。

世田谷ミートカルボのサークルKサンクスさんとのコラボ第一弾は関東甲信越地区限定でキャンペーン販売されたのが同年の3月でした。そのキャンペーンはおかげさまで大成功を収め、予定していた販売期間を待たずに完売という実績を出したという報告を受け、うれしい思いとともにホッとしたのが昨日のことのように思い返されます。

その時の秘話は前回お話したとおりです。

素晴らしい販売実績を上げたとのことで、サークルKサンクス内ではちょっとした有名な話になっていたらしいです。

第二弾のお話を頂いたのはそれから間もなくのことでした。

「これだけの実績を残したので、是非もう一度、今度はキャンペーンではなくサークルKサンクスの定番商品として販売したい。すでに社内で前向きに検討段階に入っています」

キャンペーン販売終了から半年、とうとう世田谷ミートカルボは関東のサークルKサンクスの定番商品として常に店頭に並ぶようになりました。

今回は第二弾の開発秘話をお話したいと思います。

再びバイヤーさんご来店

とある夏の営業日、当店では冷製パスタ等、夏用のメニューも提供していましたが、相変わらず世田谷ミートカルボはダントツのナンバーワンの記録を更新中でした。

そんな中一本の電話が鳴ります。
聞き覚えのあるその声は、前回お世話になった工場の方からでした。

お話によると、担当替えがあり新しいバイヤーさんと共にもう一度世田谷ミートカルボを試食したいとのことでした。

定番商品即決の試食会

試食の日は、通常の平日のライチタイムでした。
約束の時間に新しいバイヤーさんは顔なじみの工場の方と一緒にご来店されました。

「この味なら売れて当然の味ですね。ぜひもう一度、世田谷ミートカルボをサークルKサンクスの定番商品にしましょう」

私たちには最高の賛辞とも言えるお言葉!
早速その日から新たな開発が始まりました。

いよいよ定番商品開発開始

前回はキャンペーンでの商品だった為にこちら側の意見を十分に取り入れて商品化していただきましたが、定番商品となるとそうはいかないみたいです。

センプレの意見とサークルKサンクスの意見をそれぞれ取り入れた、まさにコラボ的な世田谷ミートカルボを作ることになりました。

パスタ麺の開発~生パスタのモチモチ感を乾麺で再現!~

まずは、パスタの開発。
前回採用したのはお店と同じ生パスタでした。

お店で生パスタをお召し上がりになったことのある方はお分かりかと思いますが、生パスタは出来上がりはモチモチの食感が楽しめますが、時間が経つにつれて伸びてしまうんです。しかも世田谷ミートカルボの特徴はたっぷりのパスタソース。

このカギとも言えるソースの多さが生パスタを伸ばしてしまい、食感を生かしきれなくなってしまいます。

今回はその反省点を生かし、パスタが伸びにくい乾麺のパスタを使用してみましが、そこは乾麺。伸びにくくはなりましたが生パスタ特有のあのモチモチが感出ません。

たっぷりソースのパスタを店頭に並べるにはどうしても生パスタ感を乾麺で出さなくてはなりません。

私には世田谷ミートカルボを開発したという自負があります。

私はもともと商品開発や試行錯誤して自分が求める味を表現するのが好きなんです。あきらめずに何度も試行錯誤を重ねた結果、パスタの原材料に、ある作業(企業秘密です)を加えることにより、食感・風味を損なわず、かつ伸びにくい乾麺パスタができることを発見しました。

さらに試食を重ねて生パスタらしいものに完成させることに成功したのです。

ソースの開発

次はソースの開発です。
サークルKサンクスさんの市場調査の結果、販売価格やターゲットなどその他様々な要因を分析した結果、今回のソースは本来の世田谷ミートカルボよりもミートソースの割合を強くする方向でいくことになりました。

パスタソース作りはセンプレの命と言ってもいいし、ある意味「聖域」です。

作る側と売る側の意見のぶつかり合いは覚悟の上です。
しかし、美味しいものを作ってお客様に喜んでいただきたいという思いは最後まで共有できたと思います。

ソースの量からもちろん味など、細かい所までとことん打ち合わせさせていただきました。

全ての作業は開発期間といえども、もちろんお店を営業しながらの作業です。朝やランチタイム終了後、ディナータイム終了後空いた時間を見つけては終電まで打ち合わせや開発に没頭しました。

今思えば世田谷ミートカルボブランドを壊したくないという思いとお客様の期待に応えたいという思いが自分を奮い立たせたのだと思います。

前回の売れ行きが良かったので、サークルKサンクスからの見えないプレッシャーもすごく感じました。おかげさまで、だいぶ太っちゃったかな?
けっこうスゴイ量を食べたと思います。

ようやく両社が納得いく味が完成して、ソースとパスタの組み合わせを調整し、最後の難関オーナーの試食!
これは難なくパス!

味のことは自分を信じて一任してくれている松本オーナーに感謝!!

やっと完成しました~っ!

最後は見た目

世田谷ミートカルボはソースが多いのが特徴なので見た目も大切なのです。一目見て美味しそうと購買意欲をもってもらわなければ商品完成とはなりません。

黒コショウの粗挽き加減からチーズ感など色々なアイディアを出し合ってきました。
商品を見ていただければ分かるのですが温めた時に少しチーズが溶けてカルボナーラ感の色が出ます。

結果、商品を陳列している時と温めて食べる時と2つの見た目(商品の顔)が楽しめる結果となりました。

パスタの上にソースをのせているのではなくソースがかかって覆っているこの感じを出すのにどれだけ苦労したことか・・・ 工場の人に何度とお願いしたのを覚えています。

ぜひぜひ、お召し上がりになる前の見た目でも楽しんでくださいね。

パッケージはオーナーの仕事

最後はパッケージデザインです。
中身の開発に結構な時間がかかってしまったのでギリギリになってしまいました。

うちのオーナーはなかなか器用な人です。
お店に飾ってあるパスタのオブジェや何といっても当店キャラクターのせたゲッティ~君の生みの親でもあります。

ということで、パッケージデザインはオーナーにお任せしました。

なにやらパソコンをカチャカチャやって作ったパッケージデザインはほぼ修正なしで採用となりました。

容器は、指定のものを何種類か見させていただき、世田谷ミートカルボをのイメージでシックなブラックの四角型に 決定し、すべての作業が終了しました。

いよいよ発売!緊張の一日

商品発売日といってもお店は営業。
仕事終わりに近所のサンクスさんに行きましたがすでに売り切れ。別のお店にも見に行ったのですが売り切れていました。

正直、嬉しいのと本当に発売しているのか?仕入れてないのか?ちょっぴり不安を抱えながらその日はあきらめて帰りました。

でもその不安は次の日にすぐ取れました。
翌日、朝早くサークルKサンクスに行くとうわ~っと並べて陳列されているではないですか。

「あるよあるよウチの商品!!」
喜びで思わず3つ買ってしまいました。

店員さんに聞くと「昨日から発売してすぐに売り切れてしまったんですよ、新商品ですので・・・」と嬉しい言葉が聞けました。
「それ、俺が作ったんですよ!!」
言いたい気持ちを抑え、少々興奮美味に帰宅。

仕事ではなく、お客様の気持ちで食べました。
あれほどたくさん食べてきた商品ですがクオリティーが高い商品が出来た。あれだけ試食したのにアキのこない味で美味しくいただけました。やっぱり作者の気持ちになっちゃいました。

ちなみに2日後にもまた買って食べてしまいました。
それから2週間がたちサークルKサンクスさんから報告書をいただきました。

まだまだ走り始めたばかりですが、販売から2週間の結果は何と!販売エリアの関東地区ではパスタ部門で断トツの1番の売れ行きとのこと!

サークルKサンクスさんの方も
「2位の商品とかなりの差がある売れ行きですごい事になっていてうれしい悲鳴です。」って言ってくれました。

あれだけ時間をかけ頑張ってきた商品なので嬉しくて皆で拍手で喜び合いました(笑)まだまだ売れて行くように実はすでに開発は続いています。

これからも商品をパワーアップ・修正を繰り返し日々進化していきます。ぜひご購入お願いします。

最後に・・・

今回色々とわがままなど時間などかけてしまってもいやな顔せず全力で向かってくれた商品生産工場の方、サークルKサンクスさんに感謝しています。

そして、早速購入して「おいしいよ」って言ってくれたお客様、ほんとうにありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

センプレ 商品開発 加藤竜司